IT経営とは次のように定義されています。
IT経営とは『経営環境の変化に合わせた経営改革と、ITサービスの利活用により、企業の健全で、持続的な成長を導く経営手法である』
(出展:「ITコーディネータプロセスガイドライン2.0」)
「IT経営とは、経営戦略・経営革新の実現のために、次に例示するようなITを高度に活用するスタイルを指す」
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業務プロセスの再構築にITを活用した、顧客満足や生産性の向上
取引情報・顧客情報などを利用した、営業・マーケティングの改革、新製品や新サービスの開発
ネットワークインフラ整備による社内、遠隔地、モバイル環境でのコミュニケーションの充実
ノウハウの蓄積・共有による、人財の強化、ビジネスの付加価値の向上
業務プロセス全体の可視化による、マネジメントの高度化
ITの活用による新たなビジネスモデルの構築
その他、ITの活用による企業競争力強化など
(出展:経済産業省「中小企業経営力大賞」における定義)
「IT化投資本来の効果を享受するためには、目的なく、単に現業をIT化するだけでは不十分であり、自社のビジネスモデルを再確認したうえで、経営の視点を得ながら、業務とITとの橋渡しを行っていることが重要である。
このような経営・業務・ITの融合による企業価値の最大化を目指すことを『IT経営』と定義する」
(出展:経済産業省 IT経営ポータルサイト「IT経営ロードマップ改訂版」)
IT経営を構成するプロセスの全体像は次のように表されます。
企業が持続的成長を遂げるためには、戦略等の根本的な見直しも含めて
継続的に経営サイクルをまわしていく必要があります。
[SPDLI経営サイクル]
Strategy:戦略
↓
Plan:計画
↓
Do:実行
↓
Learning:学習
↓
Innovation:改革
[PDCA管理サイクル]
Plan:計画
↓
Do:実行
↓
Check:評価
↓
Action:改善
[PDS業務サイクル]
Plan:計画
↓
Do:実行
↓
See:確認